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オリーブ搾油機、掛川工高生開発へ 地元の産地化後押し

掛川市は全国有数のオリーブ産地化を目指して、掛川工業高などと産学官連携による小型搾油機の開発に乗り出した。オリーブの搾油機は高価な輸入品が主流で、小規模生産者では入手が難しく、産地化の障壁になっている。安価で簡素な機械ができれば生産力向上の大きな弾みになるため、高校生の柔軟な発想に期待がかかる。

主産業の茶業で高齢化が進み、耕作放棄地が急増する中、市は作業負担が小さい代替作物として、茶と同様に健康効能があるオリーブに注目した。昨秋発表したオリーブ産地化計画は「10年後の栽培面積100ヘクタール」とする意欲的な目標を掲げ、市の手厚い支援で栽培に挑戦する農家や企業も増え始めた。

ただ、オリーブの搾油機は国内にメーカーが少なく、業務用で使える輸入品は数百万円と高価。市は同校機械科の3年生6人と市内製茶機械メーカーのカワサキ機工に協力を求め、4月11日に開発プロジェクトを発足させた。1年で試作、2~3年目で改良を重ね、個人農家でも手軽に良質なオイルを搾れる機械の製品化を目指す。

菜種やゴマなど種子類の油と違い、果実を原料とするオリーブオイルは、実をペースト化して圧搾や遠心分離にかける独特の工程が必要。難度は高いが生徒たちは意欲満々で、代表の鷲山航平さんは「日本で最初の機械を造りたい」と力を込める。

4月下旬に校内で開いたプロジェクトの初授業では、同社の石川弘高総務部課長を交えて基本的な構造を話し合った。石川課長は「類似の機械を参考にするのではなく、自分なりのアイデアを一つでも多く取り入れて。試行錯誤が技術者としての成長につながる」と若者らしい創造性を発揮するよう求めた。

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